喉頭・甲状腺の手術を受けた後に声が出し辛い方へ
これまで、喉頭手術後の声の出し辛さは、反回神経の切断による確定的な筋運動の阻害を除き、縫合などによる癒着が原因とされてきました。
多くの術後の様子を観察した結果、癒着はもちろんですが、それに伴う発声関与筋のアンバランスや拘縮も要因だとわかってきました。
実際、癒着部位ではなく、アンバランスや拘縮の部位を探り出し、ボイスケアアプローチでストレッチを行い、その後、発声運動の向上を目指す筋トレを行った結果、ある程度の改善がみられました。
ただし、喉頭状態が判別できないケースも多々あり、その場合の改善は不可となります。
※手術による直接的欠損を含め、存在も動きも曖昧な発声関与筋ゆえ、改善 (元の声に戻ること) は容易ではないとお考えください。
※喉頭・甲状腺の手術を受けた後の施術は、出来るだけ早く、お近くの優秀なボイスケア施術者にお願いしてください。
日本国内の新聞記事 および The Japan Times の記事