35年以上かけて触知能力を研鑽してまいりました。
発声に関与すると思われる筋組織で、わたしが判別できるのは、顎二腹筋 (前腹は顎舌骨筋と同化傾向にあるため熟練技術必須)、茎突舌骨筋、舌骨舌筋、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋、茎突咽頭筋、胸鎖乳突筋、肩甲舌骨筋、胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、輪状甲状筋、甲状軟骨をやや反転させ後輪状披裂筋の一部、斜披裂筋の一部、横披裂筋の一部、外側輪状披裂筋の一部、上中下咽頭収縮筋の一部、輪状咽頭筋の一部、前中後斜角筋、広背筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、大小喉頭直筋、上下頭斜筋、大小菱形筋、大小胸筋、鎖骨下筋、前鋸筋の一部、肋間筋、肋骨から指先をカールさせ横隔膜の一部、咬筋、側頭筋、外側翼突筋の一部です。
やはり浅在性の筋肉がメインで、深在性の組織は困難です。
また、皮膚や脂肪の厚み、あるべき軟部組織が無かったり、癒合して一つになっていたりと、個体差も非常に激しく、通常は判別可能であると考えられる筋肉でも、触れられないことも多々あります。
※ 外喉頭予想図は、撮影時の喉状態を外皮から触知して手描き作画したもので、検査結果を保証するものではありません。